我が家では毎日、塩浴をしています。
岩塩は自然採掘されたもので、ところどころに土や植物の破片などが入り込むため、
食用にするお塩はこれを除く作業をしています。
このはじかれたお塩を使っています。
塩屋の特権かもしれません。
塩浴については、よく「浴槽が痛みませんか?」という質問をいただきます。
うちは開業以来4年近く塩浴を続けていますが、今のところ問題はまったくありません。
追い炊きはやめたほうがよいのかもしれませんが、構わずがんがんと追い炊きもしています。
入れる塩の量は50gから100g程度、体内からも塩がでているので、入浴後よく掃除をすれば問題ないと思っています。
ちなみに市販の入浴剤の中にもナトリウムは入っています。
浴槽の痛みを心配するのであれば、入浴剤自体を使用しないほうがよいのかもしれません。
心配な方には足湯がおすすめです。
お湯にお塩をいれて、足湯をするとポカポカと体全体が温まります。
うちで足湯をする時はゴム製のばけつを使っています。
このゴム製のバケツは軽いですし、形も変形するので若干足のサイズより小さくても問題なく足湯を愉しめます。
なかなか足のサイズより口径の大きなバケツを探すのは大変ですし、またあっても置き場に困ると思うので、
このゴム製のバケツは一般家庭ではおすすめです。
足湯以外にも、把っ手を片手で握ると口がすぼまりジョーロの代わりに使うこともでき、なかなか便利な代物です。
お風呂で半身浴をする場合は、まず全身を湯船につけて体を温めてから半身浴に移行するようにしています。
塩浴をすると体が温まり、汗がふきでてきますが、塩を入れてもなかなか汗が出ないという方もいらっしゃいます。
よく話を聞くと上半身を湯船につけず、真面目に半身浴のみ行っていらっしゃる場合があります。
まずは上半身も湯船にしずめて十分に温まり、少し上半身を湿らすのがポイントです。
これは「誘い水」のようなもので、乾いた状態から汗をだすのは大変ですが、少し肌の表面に水分があったほうが汗はでてきやすくなります。
汗は入浴後にも出続けるので、すぐに拭き取らず、汗がながれるまま裸でリラックスできる空間を確保するのも必要なことです。
汗がでた後は、塩水を飲むことをおすすめします。発汗によってでていった水と塩を新しいものに交換するイメージです。
なかなか塩水は飲みにくいものなので、うちではレモン果汁を少し入れて飲んでいます。梅干しもよし、少し酸っぱみが入ると
塩水は美味しくいただくことができます。
これから風邪の季節になりますが、ちょっと変だなと感じたら
お風呂でしっかりと汗をだして、塩水をとり、暖かくしてお休みいただくと良いと思います。
塩浴については、また書きます。