| | ハイツの花だより | |
カシワ (柏・落葉高木) 「カシワ」は馴染みの植物ですが、特に5月5日男の子の端午の節句に欠かせない、カシワ餅を包む葉はこの木の葉です。 カシワの葉は枯れても落葉せず、翌年春まで残ります。その為、子孫を絶やさぬ象徴とされています。新しい葉が出る時は枝の先端に集まって出ます。 語源=炊葉と書いて(カシキハ)と読みます。古代では炊いた飯を盛る時に用いられ、祭事に欠かせない葉だったようです。
家紋には植物が多く使われていますが、カシワも沢山図案化されています。 三つ柏、抱き柏、結び柏など数十種は有ります。 5年後に発行される、一万円札の肖像になると発表され、時の人となった渋澤栄一ですが、渋澤家の家紋は「丸にちがい柏」です。
ハイツでは13号棟のゴミ収集場、サザンカの奥にあります。 今、房状の花が長くなり、風に揺れています。
一口メモ 別の木ながらカシワと呼ばれている木が結構あります。 本種はブナ科コナラ属です。雌雄同じ木に、雄花と雌花を同時に付けます。尖らない丸い実を付けます。
下の2枚の写真(カシワ5、6)は昨年(2018年4月)撮影したものです。
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