|   | ハイツの花だより |  |
ランタナ (常緑小低木)「ランタン?」「ラ・ン・タ・ナ!」「ふぅーん中国の提灯の親戚みたいだねー」 初めてこの花の名前を聞いた時の私の感想でした。 15・6年前、南の島で見た道路脇に何処までも続く色鮮やかな花は、名前知れずで、数年後、あの時の花は、上のごとく「ランタナ」だと解りました。 また、沖縄に行った時、至る所で咲き乱れるランタナにも嬉しくなりました。 原色の色鮮やかな花は、いかにも夏の花の風情です。原産は熱帯アメリカで江戸時代末期に渡来し、当時は園芸用に温室で栽培されていたようです。 小さな花が集まって半球形に咲くこの花は、子供の頃を思い出します。それは、学芸会の飾りに、沢山の色がみで小さな円錐形を作り、それを集めてボンボリにするため、尖った方を糸に通し少しずつ丸くなるのを見ているのが大好きでした。そのボンボリとランタナが重なります。 ガーデニングブームで近年人気の植物です。放任状態でもよく開花する、木の足元に根締めとして、横に広がる性質を利用しグラウンドカバーとして、需要が増えた熱帯花木ですが、園芸種が多数生みだされています。
図鑑では、花期8~9月ですが、近頃では品種改良により、6月には咲きだし11月頃まで咲いています。冬には花も終わり葉は落葉しますが、必ずしも温室を必要としません。これは地球温暖化と関係が有るのでしょうか。 ◎ 地下鉄の下飯田駅には色々なランタナが咲いています。
一口メモ クマツヅラ科ランタナ属 和名 シチヘンゲ(七変化)、咲き進むにつれて花色が変化するところから。 厳密には幾つかの種類に分類されますが、 此処では纏めてランタナと称します。
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