|   | ハイツの花だより |  |
サルスベリ (猿滑り・落葉小高木) 滑らかで木の肌が「猿も滑り落ちそうだ」という感じそのままに、サルスベリと名づけられた、面白い和名です。夏を彩るこの花木は中国南部原産で、江戸の初頭に渡来しました。夏になると、「私の出番ヨ!」とばかりに至る所で華やかな姿を見せてくれています。ハイツ内にも白・紅・ピンク色の花が風にそよいでいます。が、私のお薦めは4号線のセブンイレブン辺りから下飯田駅までの両脇に咲くサルスベリの花道です。昨年秋の台風で根こそぎ倒れ、歯抜け状態な部分も有りますが、それでも今夏も色とりどりの花を咲かせています。涼しさを感じるようになれば、お散歩のコースにいかがですか? 枝の先の房状に咲いている花をまじまじと見ると、1個の花の6枚の花弁はフリル状態で、まるで高級ボビンレースの様で、何時もため息を付きながら見ています。 庭を華やかにする景観木として人気ですが、足元を飾るサルスベリもあります。ハイツバス停近くトレリス並びに、地面から30センチ程の高さに紅色の花が咲いています。矮性の園芸種で地面に這うように広がります。 株立ちになる、花房が大きくなる、枝垂れる、うどんこ病に強い品種、等々人気がある花木だけに、現在では多くの園芸種が販売されています。
一口メモ 分 類 ミソハギ科サルスベリ属 花 期 7~10月 別 名 百日紅 (ひゃくじっこう、100日ぐらい紅花を咲かすことから付けられました。百日草(ひゃくにちそう)や千日紅(せんにちこう)などの草花も同じ意味合いを持っています。)
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