|   | ハイツの花だより |  |
クチナシ (梔子・常緑低木) 市ハイツ3号棟の中庭で、一重で純白の優しい花が、とても芳しい香りを放っております。こんな素敵な生垣の傍にベンチが置いてあります。そこに腰をおろして一呼吸、心身のリフレッシュに最適です。 クチナシと聞いて貴方は、花?それとも 実?どちらをイメージされますか。 クチナシと聞けば ♪~ 今では指輪もまわるほど・・でしょう。 エッ、クチナシと聞けば → 栗きんとんでしょ~。 と二人の会話です。
先月の花の「ナツツバキ(夏椿)」もそうですが、たいていの白い花は、清楚清潔、清らか、など儚く美しい女性に例えられます。香りが加わり魅力的なクチナシの花ですが王朝歌人にはあまり人気が無かったようで、歌に詠まれる機会は少なかったそうです。 平安時代にはもっぱら果実を、衣料品や食品の染料として用いました。 現在でも、沢あん漬け、お正月に欠かせない栗きんとん、柿もち等の色付けに用います。将棋盤や碁盤の脚はクチナシの実を型どっていますが、これには、対局者や見ている人も「口出し無用」と言う意味があるようです。 本当に良い香りの植物ですが、秋のキンモクセイ、早春のジンチョウゲ、そして初夏のクチナシ。これを三大香木と呼ぶこともあるそうです。
これからは、県ハイツの買い物道路沿いに八重咲きで花の大きな園芸種のクチナシが次々と花を咲かせ楽しませてくれます。
一口メモ クチナシの名前の由来は? 果実が熟しても開かない事が名前の由来です。 そして漢字は、「梔子」「巵子」「山梔子」「口無し」を当てます。
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