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2014/09/20 | シュウメイギク |  | by そよご |
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シュウメイギク (秋明菊・宿根多年草) 「秋明菊」と聞くとやはり秋の感じがしますね。 名前の由来は読んで字のごとく、秋に菊に似た花が咲くことから付けられたようです。でも、菊とついていますが、キク科ではありません。花だけ見ると何だかコスモスにも似ている気がします。日本にはかなり古い時代に中国から渡来した帰化植物です。京都・貴船地方にたくさん自生していることから別名「貴船菊・キブネギク」と言われ、ジャパニーズ・アネモネとも言われるように菊ではなくてアネモネの仲間なのです。葉っぱも三角形状でカサカサして大きいです。花びらに見えますが、実は萼片で、花びらに見えても花びらではありませんと言われているフクジュソウ・ニリンソウ・アジサイ等と同じです。原種はこの花びら状の細い萼片が20~30枚位あったようで、菊に似ていたらしいです。地下茎を伸ばして増えていきます。全草が有毒で、むやみに摘んだりすると皮膚炎を惹き起す恐れがあるので要注意です。 白、ピンク、濃いピンク、一重咲、八重咲と園芸化されたものが多く、和風にも洋風にも合うということで人気があるようです。 ハイツ内でもあちこちの北側花壇に植えられているので、しばらく楽しめます。
一口メモ 原種が各地で野生化して咲き、別名「蕪菊・加賀菊・越前菊・唐菊・高麗菊」と言われ、中国名では「秋牡丹」と書きます。
原産:中国 分類:キンポウゲ科アネモネ属 (イチリンソウ属と分類されている図鑑もあります) 花期:9月~10月
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