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ネズミモチ1 [ 場所] 
ネズミモチ2 [ 場所] 
トウネズミモチ [ 場所] ネズミモチ (鼠黐・常緑小高木)華やかな春の花の競演から一段落、今は、雨が一番似合うという「アジサイ」が我が世の春とばかりに咲き誇っています。色とりどり豪華さを競うこれらの花とは対極の、一見ジミーな花です。白い小さな花ですが、愛すべき花で私はこの花のファンです。秋には紫黒色に熟しネズミのフンに似る実を付けます。名の由来はこの辺りから来ているようです。関東以西沖縄、台湾まで自生する木です。生け垣や庭木などに利用されていますが、ハイツ内では17号棟駐車場フェンスの外側に行儀よく並んでいますがイカンセン地味です。
本種はモクセイ科イボタノキ属ですが、仲間は結構います。一番近い親戚は、明治初期中国から渡来したトウネズミモチ(唐鼠黐)が有ります。こちらは高木で、花・葉・実、全て大きいのですが、本種の絶対的な見分け方の一つに、葉を陽にかざすと葉脈が金色に浮かびます。葉を2枚持って「どちらがどちらでしょう」と、御子さんやお孫さん相手に質問し、上の事を説明しながら答えを出すと、結構尊敬されるかも知れませんよ。6号棟と7号棟の間、11号棟北側などで見る事が出来ます。高木ですから、少し上目使いで探して下さい。
一口メモ 7~8号棟前や19号棟と20号棟間の駐車場の囲いに植栽されている木がイボタノキです。プリペットと表記されていると思いますが、イボタノキ類の英語名です。また、葉が青く白い斑が入ったシルバープリペットは今人気の園芸種です。
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