|   | ハイツの花だより |  |
| 2014/03/20 | ジンチョウゲ |  | by そよご |
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ジンチョウゲ (沈丁花・常緑低木) 良い香りにクンクン・・・・と誘われてたどり着くと、そこに咲いているのは「沈丁花」です。香りの良い3香木(キンモクセイ、クチナシ、ジンチョウゲ)の1つで春の訪れを教えてくれる花です。 香りは「沈香」花の形は「丁子」に似ていることから付けられた和名で、香りが千里先までも届くという意味から「センリコウ」「センリバナ」とも呼ばれています。中国では、吉祥の字の瑞の字を当てて「瑞香」と呼ばれ、縁起の良い花とされているようです。 蕾の時は濃い紅赤色で、花びらが開くと内側が白色で、星型の小花を固まり状に咲かせます。花びらの外側も白い「シロバナジンチョウゲ」や斑入りの葉っぱの「フクリンジンチョウゲ」もあります。 日本へは室町時代に中国から渡来し、当時は「薬用植物」として用いられ、花の煎じ汁は歯痛、口内炎の民間薬としても使われているようです。樹皮の繊維は和紙の原料として利用されています。 挿し木で容易に根付くため人気が高く、公園や庭木、生垣として植えられています。ところが、立派な株が、ある日突然枯れてしまっているのを見かけるので、とても不思議です。寿命なのでしょうか? ハイツ内にもたくさん植えられていて芳香がしていたのに、最近では数えるくらいしか見かけなくなりました。
原産 : 中国 分類 : ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 花期 : 3月~4月
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