|   | ハイツの花だより |  |
ヒペリカム (半落葉小低木)あまり聞き慣れない名前だと思いますが「ヒペリカム」とは、ビヨウヤナギ(未央柳)・キンシバイ(金糸梅)及びそれを園芸化した品種の総称です。 古くから庭木としても重宝され和風・洋風どちらにも合います。パッと見にはよく似ているようですが、花の特徴を覚えると案外簡単に見分けがつきます。
ビヨウヤナギ: 花弁は5枚くさび形で少し反り返り、 雄しべが非常に目立つ。 キンシバイ: 花弁は梅のようなカップ形で多数の雄しべはカップの内に納まる。
現在では改良した「ヒドコート(通称キンシバイ)」という、花が大きく、多数の花を付ける園芸種が主流となっており、我がハイツでもほとんどがこのヒドコートです。俣野公園内で咲いているものも多くは本種です。ビヨウヤナギも一画にあります。 ビヨウヤナギも以前はよく目にしたと思っていましたが、今では10株ほどが見られる程度です。 強い日差しのなかで黄色の花が目立っています。 6月~9月と花期も長くハイツでもあちこちで風に揺れています。
一口メモ 原産 両種とも中国 分類 オトギリソウ科
江戸時代に渡来した帰化植物です。改良以前のキンシバイを皇居北の丸公園で見ることができます。
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