|   | ハイツの花だより |  |
アジサイ (紫陽花・落葉低木) 6月9日関東地方も梅雨入り、雨の似合う花って何だろう? と考えているうちに「雨に咲く花」という昔の歌謡曲を思い出したが、この歌の歌詞の中に花の名前は出てこない。ハイツ内の花を眺めたり考えたりしているうちに、この季節に何時でも見られる花は、やはりアジサイが一番ピッタリでしょう、と相成りました。 昨年6月にも9種類のアジサイを紹介しています。合わせてご覧ください。 アジサイは現在、基本種(原種)から園芸種まで入れると600~1000種があると言われており、開花期間もごく早咲きが4月~遅咲きの9月上旬まで長きに渡ります。花形はガク咲き、テマリ咲き、円錐形咲きの三種が基本です。とても私たち素人の手に負えるものではありません。ハイツ内でも何種類あるのか確認されておりません。 日本には14種、1亜種、6変種が自生しています。アジサイの名が最初に登場するのは、万葉集で「味狭藍」「案治佐為」の字が当てられています。その後江戸時代までは余り登場していないようで、狩野永徳・尾形光琳・俵屋宗達や酒井抱一ら絵師が題材にするまではパッとしない花だったようです。人気に火が付いたのは第二次世界大戦後の事です。 園芸改良種ではアメリカが最先端ですが、日本も頑張っているようです。今一番の人気は「アナベル」という品種でアメリカ産。そろそろ店頭に並ぶのではと期待されているのがアナベルのピンクだそうです。
一口メモ DNAをもとに植物を分類した結果、アジサイはユキノシタ科ではなくアジサイ科となりました。他にも分類体系が変わったことで混乱があるようです。
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