ドリームハイツの歩き方
晩秋の俣野公園、猛暑の夏、酷寒の冬
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ハイツの花だより、毎月20日発行
 
ハイツの花だより

2013/09/20

ハギ

Tweet ThisSend to Facebook | by そよご
ミヤギノハギ 1
ミヤギノハギ 1 [22号棟]

ミヤギノハギ 2
ミヤギノハギ 2 [22号棟]

ミヤギノハギ 3
ミヤギノハギ 3 [県集会所]

ヤマハギ 1
ヤマハギ 1 [メモリアル]

ヤマハギ 2
ヤマハギ 2 [メモリアル]

ハギ (萩・落葉低木)

  ハギと聞いて思い浮かべるもの・・・・秋の七草、花札の絵柄、絵画、工芸品、着物等の意匠(デザイン)に多く用いられ、よく目にします。そしておはぎも欠かせません。
  落葉後刈り込まれた株から春に一斉に芽吹く様子を表す生え木・生え芽(はえき)からハギの名前がついたようです。
  庭木としてよく見かけるのが「ミヤギノハギ」で「センダイハギ」とも呼ばれ、赤紫色の他に白花もあり、枝がしだれて風情があります。山野で見かける「ヤマハギ」は見た目は同じ様ですが、葉の先が円形で枝はほとんどしだれません。
  秋の七草の1つで、ハギだけは草ではなくて木です。万葉集でも一番多く詠まれていて142首もあり、蝶の形の小花がたくさん咲いて、風に吹かれそよそよと揺らいでいる様子が好まれたのでしょう。
  「おはぎ」は秋のお彼岸のお供え物で、萩の花と小豆の収穫期が同じ頃、採れたての豆を柔らかい皮も一緒に潰して使う為粒あんになり、春のお彼岸は「ぼたもち」で牡丹の花の頃、冬を越した小豆の固い皮を取り除くので漉しあんなのだそうです。

  異常気象・猛暑・酷暑・厳暑と言われながらも9月に入ると、自然界は確実に秋になってきているのを感じます。秋を探しに出かけてみませんか?

一口メモ:
  万葉集に山上憶良の歌が有り、秋の七草の語源と言われている
   『秋の野に 咲きたる花を 指折り(おゆびおり)
          かき数えれば 七種(ななくさ)の花
       萩の花 尾花葛花 撫子の花
       女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花』
                    *朝貌は今の桔梗の花

原産:日本・朝鮮・中国など東南アジア
分類:マメ科ハギ属
花期:7月~10月

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