|   | ハイツの花だより |  |
| 2013/09/20 | ハギ |  | by そよご |
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ハギ (萩・落葉低木) ハギと聞いて思い浮かべるもの・・・・秋の七草、花札の絵柄、絵画、工芸品、着物等の意匠(デザイン)に多く用いられ、よく目にします。そしておはぎも欠かせません。 落葉後刈り込まれた株から春に一斉に芽吹く様子を表す生え木・生え芽(はえき)からハギの名前がついたようです。 庭木としてよく見かけるのが「ミヤギノハギ」で「センダイハギ」とも呼ばれ、赤紫色の他に白花もあり、枝がしだれて風情があります。山野で見かける「ヤマハギ」は見た目は同じ様ですが、葉の先が円形で枝はほとんどしだれません。 秋の七草の1つで、ハギだけは草ではなくて木です。万葉集でも一番多く詠まれていて142首もあり、蝶の形の小花がたくさん咲いて、風に吹かれそよそよと揺らいでいる様子が好まれたのでしょう。 「おはぎ」は秋のお彼岸のお供え物で、萩の花と小豆の収穫期が同じ頃、採れたての豆を柔らかい皮も一緒に潰して使う為粒あんになり、春のお彼岸は「ぼたもち」で牡丹の花の頃、冬を越した小豆の固い皮を取り除くので漉しあんなのだそうです。
異常気象・猛暑・酷暑・厳暑と言われながらも9月に入ると、自然界は確実に秋になってきているのを感じます。秋を探しに出かけてみませんか?
一口メモ: 万葉集に山上憶良の歌が有り、秋の七草の語源と言われている 『秋の野に 咲きたる花を 指折り(おゆびおり) かき数えれば 七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花』 *朝貌は今の桔梗の花
原産:日本・朝鮮・中国など東南アジア 分類:マメ科ハギ属 花期:7月~10月
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