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| 2013/07/20 | キョウチクトウ |  | by そよご |
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キョウチクトウ (夾竹桃・常緑低木) 今年、北海道では梅より桜が早く咲いたとか、春の花の番狂わせを多く聞きました。キョウチクトウも5月半ば頃から咲き始め、既に1回目の見頃が終わり、今2回目の見頃を迎えています。 日本へはインドから中国を経て江戸時代中期に渡来し、細長い葉が竹に似て、花は桃に似ていることから漢名『夾竹桃』の音読みが和名になっています。 ギラギラと照りつける太陽の下、色鮮やかなこの花は「夏」がよく似合います。乾燥や大気汚染に強く、街路樹や高速道路の緑地帯によく植えられています。 広島の原爆投下の跡地に、いち早く咲いた花、70年余も草木も生えないと言われた焦土に、復興と希望の光を与えた花として広島市の花に選定されたことはご存知の方も多いと思います。 でも有毒植物なのです。花・葉・枝・根・周辺の土壌・燃やした時の煙まで・・・・・!鑑賞する分には害はないのですが、触ったら石鹸でよく手洗いした方が良いです。一方、強心作用や利尿作用があるとして薬用にも利用されているのです。勿論、素人判断は厳禁です!! 最近では他の樹木と植え替えられる傾向にあります。数年前迄はランド坂の両側やハイツ構内でもたくさん見られましたが、ほんとに少なくなりました。
園芸品種が多く、白、黄色、濃いピンク、サーモンピンク、紅色や、一重の大輪、八重咲大輪などもあり、根強い人気のある花木です。
原産:インド 分類:キョウチクトウ科キョウチクトウ属 花期:7月~9月
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