|   | ハイツの花だより |  |
サザンカ (山茶花・常緑小高木) ハイツの8号棟~5号棟バス道路沿い、生け垣のサザンカが咲き始めました。濃い緑の中の紅は花の少ないこの時期にホットな景色を見せてくれます。 ところでサザンカを「山茶花」と書きますが、漢名で「山茶」はツバキの事。サザンカは「山梅」です。多くの本で指摘されていますが今さら訂正は無理でしょうね。因みにツバキは「木偏に春」と書きますがこれは、あて字です。 江戸時代に多くの植物の園芸種が生み出されていますが、サザンカも江戸初期には園芸化が相当進んでいたようです。ツバキとの交雑種で現在では200種以上が登録されています。 珍しいサザンカもありましたので調べて名を載せましたが、色、形、花弁数など写真での照合は困難でした。名前が違っていたらお知らせ下さい。サザンカを大きく分けると、概ね以下の様になります。花期は品種でバラツキが有ります。
◇ サザンカ品種(花期10月~12月頃) 我が国原産の花木です。原種は白色。
◇ カンツバキ品種(花期12月~2月頃) ツバキと付いているのでうっかりしますが、ハイツ内に咲くサザンカは、 ①カンツバキ(シシガシラ・獅子頭)。横に広がる特徴を持ち60㌢ほどの高さ。9号棟西側、こんもりとして紅い花を付けている姿が、この木の特徴です。 ②タチカンツバキ(カンジロウ・勘次郎)。上に伸び生け垣に適しています。 この2種が代表です。
◇ ハルサザンカ品種(花期1月~3月頃) こちらはツバキの性質を色濃く残している種です。(カマクラシボリ・鎌倉絞り)はツバキのように首から落ちます。
一口メモ 佐賀県・千石山の純林は天然記念物に指定されています。 ツバキとサザンカの見分け方は花弁の散り方で判断すると言われていますが、サザンカは「平らに開く、葉の先端が窪む」と覚えると良いと思います。
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