| | ハイツの花だより | |
マツ (松・常緑針葉樹) お正月も近く、今回は正月に因んで松を取り上げてみました。 花の時季は多くが4~5月頃になります。(園芸種も多数作られています)
*松と聞いて思い浮かべるのは、今頃から売り出される門松の松でしょう。 門松用は一本仕立てや3本枝で格好が良いもの、根まで付いてるものもあり、用意をする時、迷ってしまいそうよ。 ○ 「松」は「祀る」につながる樹で、古来中国では、生命力、不老長寿、繁栄の象徴とされ、日本でも目出度い樹として、正月の門松に飾る習慣として根付いたそうです。諸説あるようですが、平安時代に始まり室町時代には、今の形になっていたようです。 *以前は立派なお庭のシンボル的な植木だったのに、手入れも大変らしく今では・・ ○ 『伝統の庭園樹・マツ類を見直そう』との提案もあるようです。 今ではマツの姿を心ゆくまで楽しもうとすると、海岸や山、神社仏閣の和風庭園に行かなくては無理でしょうネ。 超高級盆栽松は別として、小盆栽を正月に眺めるのも良いものです。 *門松を飾る期間はどうなのかしら。松の内って何日まで? ○ 12月13日から飾っても良いようよ。でも一般的にはクリスマスが終わってからの様ですが、飾り始めが12月29日は「二重苦」に通ずるのでダメ。31日は神様をお迎えするには一夜飾では失礼だろうと言うことです。そして「松の内」とは、門松を出して置くのがこの日まで、と言う意味だそうで、新年7日迄が多いそうですが15日まで飾っておく地域もあるようです。
市ハイツに2本有りますが県ハイツには残念ながら存在しません。 何故か縁起が良い物や・上等品のランクに使われます。そしてマツカサは手芸・木工用に使ったりします。家材から子どもの玩具まで広く用いられる愛すべき木です。 私の故郷では、十八番で得意になった時も、同じ場面で失敗した場合いにも使われるのが、「何時に変わらぬ松の色だナー」と言っていました。今でも時々頭の隅を過ぎり、結構シックリ来る言葉です。
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