サラリーマンは和製英語だそうで、大正時代ころから使われるようになり事務労働をこなす給料生活者のことを
サラリーマンと称するようになったようです。
ちなみに兵士(ソルジャー)も塩(sal ソル)を払うという意味のフランス語から発生しています。
サラリーマンにしてもソルジャーにしても労働の対価として現代では「お金」が支払われますが、古代では命をつなぐために必要不可欠な塩が労働対価だったのですね。
特に水や塩が手に入りにくい乾燥地域では塩は金と同様の重さで取引されることもあり、「白い金」と称されることもありました。
昨日は話題の映画「スターウォーズ」を観劇してきましたが、たびたびこの映画シリーズに登場する砂漠の惑星のようなところであれば「水と塩」が貨幣以上の価値をもつはずです。
実際、人間の争い(戦争)の原因には水と塩の取り合いがあり、現代ではこれに石油が加わりました。
現代の消費社会で生活するためにお金は必要不可欠で、私もお金が大好きですが、
お金がモノを買うために必要だからというよりも、状況や環境を変化させる力をもっているからです。
例えば、一つの新しい商品をウェブサイトで販売する場合には、様々な物質と環境が必要になってきます。
これを一人で成し遂げるには膨大な時間が必要になるし、ある意味不可能なことです。
まずはパソコンを組み立てることから始める・・・いやいや、その材料を集めることからしなければならないからです。
なので、お金で何かを買うということは「誰かが費やしてくれた時間」を買うことではないか、と最近よく感じます。
ただ、このお金の力に頼りすぎると、本来の「人間力」が弱まることも考えにいれておくべきでしょう。
「誰かの時間」をあてにしすぎると、自分で何もできない人間になってしまいそうです。
お金の力を少し使わせていただきながら、自分でできることも増やしていく。
今年はそんな年にしていこうと思います。